■舘岩支部の概要と活動



舘岩支部の概要

本漁業協同組合は、日本海へとそそぐ只見川の支流である伊南川本支流域(檜枝岐村内を除く)を管轄している。
伊南川本支流域は、現在では南会津町と只見町の2町村にまたがっているが、かつては、旧南郷村全域、旧伊南村全域、旧舘岩村全域に、只見町の一部を加えた4自治体から成っていた。
伊南川本支流域は、広大な面積を持つゆえに管理が難しいため、前述の4自治体を母体にして支部を置き、それぞれの環境特性に活かした支部運営をしている。
南会津漁協の本部は南郷地区にあり、支部総代会、本部総会を経て、組織は運営されている。
舘岩支部とは、文字通りに旧舘岩村全域を管理しており、伊南川の支流の舘岩川の本支流域(伊南地区の舘岩川下流域を除く)となる。
舘岩支部の所在地は、南会津町舘岩総合支援センター(舘岩会館内)にあり、かつての舘岩商工会から移転している。
舘岩支部の組合員数は約200名、支部長、副支部長、理事、監事、支部総代員、本部総代員から構成される。
放流活動については、本部方針と支部総代会での討議を受けて、舘岩支部放流委員会が計画・実施している。
なお、放流日は一切公表されないが、おおまかな予定は出されているので、釣行の際の参考にされたい。




舘岩川流域の特徴

舘岩支部は、現在の南会津町舘岩地区であり、南会津西部漁協の中にあっては特徴のある自然環境を有している。
舘岩支部にあるすべての流れは舘岩川にそそぎ、多くの水量を集めて、伊南川へと合流する。
その落差は、湯ノ岐川を一例にとってみても、尾瀬国立公園の田代山湿原を源頭にして標高2000mとなり、松戸原の舘岩川中流に合流する場所では標高650mとなり、多種多彩な動植物の生態系を見ることが出来る。
流程については、舘岩川、湯ノ岐川、西根川、鱒沢川などの主だった本支流だけでも、100kmを超す釣り場の豊富さがあり、同時に、山里の里川〜一般的な渓流〜山岳渓流〜原生林の渓流といったように、同じ川であっても様々な顔を見せてくれる。
現在でも変わらぬ姿を伝えている事は、漁業組合のみならず、森林組合、役場、学術機関、そして地元住民の連携によるところが大きく、尾瀬国立公園に代表される豊かな自然環境と、”日本の原風景”を舘岩地区に見ることが出来る。
加えて、会津マタギの伝統文花も受け継がれており、必要以上の狩猟、キノコ、山菜などの乱獲が慎まれてきた事も、生きた山を伝える要素になっているのだろう。



舘岩川水系の魚類について

舘岩地区の生息している魚種については、イワナ、ヤマメ、アユ、ウグイ、ハヤ、カジカ、サンショウウオなど、本州にものと変わらない。
近年では、アユ、ウグイ、ハヤの魚影は減りつつあり、とりわけアユに関しては、舘岩川の下流域にかろうじて見られる程度のようである。
放流活動についても自然環境と生態系にのっとり、舘岩川・保城川はヤマメ、その他の支流群はイワナとなり、アユの放流は行われていない。
舘岩川は、他の支流群よりも標高が低く、また渓相が開けているため日照時間が長く、水温も高い状態にあるので、イワナよりもヤマメの方が適応している。
こうした魚類の生態系にあって、在来種の保存は重要な課題であり、そのため禁漁区を設けている。
また、砂防堰堤等の魚道工事も行われており、古い堰堤に堆積した川砂利の有効活用の検討や、今後に向けた林道の保全工事のあり方など、行政との意見交換も必要となっている。
舘岩地区での学校教育において、総合学習授業への協力や、幼稚園児に対してのイワナつかみ取りの体験など、地域の漁業組合として期待される役割も担っている。




 
 
 

南会津西部非出資漁業協同組合 舘岩支部
〒967-0304 南会津町松戸原55番地 (公財)南会津町振興公社舘岩支局内 TEL/0241-78-2110

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